2009年05月31日

世界禁煙デーにちなんで!?

『コーヒー&シガレッツ』('03・米)


『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『デッドマン』のジム・ジャームッシュ監督が、煙草とコーヒーをテーマに18年間撮り続けたフィルムを、11のシークエンスからなる1本の映画にしました。
演じる役者たちも、大御所からひとクセもふたクセもある怪優、ミュージシャンまで多彩。

①『変な出会い』・・・『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト出演。

②『双子』・・・ジョイ&サンキ・リー(ジョイはスパイク・リー監督の妹、サンキは弟)、スティーヴ・ブシェミ出演。

③『カリフォルニアのどこかで』・・・イギー・ポップ、トム・ウェイツ出演。カンヌ映画祭短編部門パルム・ドール賞受賞作品。

④『それは命取り』・・・ジョー・リガノ、ヴィニー・ヴェラ、ヴィニー・ヴェラJr.出演。ここではダイエット中の男性が昼食代わりにコーヒーと煙草を注文。

⑤『ルネ』・・・“謎の女性”ルネ・フレンチ、E.J.ロドリゲス出演。

⑥『問題なし』・・・アレックス・デスカス、イサック・デ・バンコレ出演。

⑦『いとこ同士』・・・ケイト・ブランシェット主演。1人2役をこなしています。対照的な役柄、まるで別人!

⑧『ジャック、メグにテスラコイルを見せる』・・・“ザ・ホワイト・ストライプス”の姉弟デュオ、メグ・ホワイト、ジャック・ホワイト出演。

⑨『いとこ同士?』・・・アルフレッド・モリーナ、スティーヴ・クーガン出演。英国俳優なので、ここではコーヒーではなく、紅茶が登場。

⑩『幻覚』・・・ビル・マーレイが本人役で登場。なのにナゼか役柄はカフェのウェイター。

⑪『シャンパン』・・・ビル・ライス、テイラー・ミード出演。まずいコーヒーをシャンパンに見立て、人生を祝う。

煙草とコーヒー・・・この小道具だけでこんなにたくさんのドラマが生まれるなんて。
モノクロ映像もとてもオシャレで、小粋な会話と魅力的な音楽に包まれて、飲む人も飲まない人も、吸う人も吸わない人も肩の力を抜いて楽しめます。


今日は、“世界禁煙デー”。

それに反発するワケではないけれど、敢えてこんな映画でリラックスしてみるのはいかがでしょうか?




煙草にコーヒー。人それぞれ楽しみ方があるように、人生もいろいろ。
  


Posted by つきピン at 20:11映画