2009年06月24日

レディの登竜門♪

『舞踏会の手帖』('37・仏)


6月・・・上流階級の若き乙女たちが社交界へのデビューを飾る時期。


この映画の主人公(マリー・ベル)も、白いロングドレスに身を包み、16歳で舞踏会に出席する。

あの華やかな一夜から20年後―。

36歳の若さで未亡人となった彼女は、昔の手帖を頼りにかつての踊り相手の男性たちを訪ねてゆく。
当時、彼女にフラれた男性たちは、ルックスも職業も性格もみなバラバラ。
共通しているのは、未来を嘱望されたはずの彼らが、今では堕落した人生を送っているという事実。
弁護士だった男性はギャングに転身し、作家志望の男性は山岳ガイドに。政治家を目指した男性は、町長におさまり野心を棄てた・・・。この他に、もぐりの堕胎医や宗教家、美容師などが彼女に再会し、昔を懐かしむ姿が切なく映る。

監督は、ジュリアン・デュヴィヴィエ。彼の作品にしては珍しくロマンティシズム溢れるオムニバス映画です。
役者も、ルイ・ジューヴェやフランソワーズ・ロゼエ、ピエール・ブランシャールと大御所揃い。
テーマ曲『灰色のワルツ』は、譜面を逆から演奏していき、さらにそれを逆再生したものが使われているそうです。


デビュタントに憧れる女性はもちろんですが・・・『昔はよかった~』と思わず口に出してしまうようになった方にこそオススメしたい、哀愁漂う一本です。




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Posted by つきピン at 20:44 │映画