2008年06月06日

Singin’ In The Rain

今日も雨。

それなのに、あろう事か傘を持たずに出てしまいました。
家を出る時は降ってなかったし、職場までは30分足らず。
「これはイケるかも!」と思った私がバカでした。

バスを降りた途端、ポツリポツリ・・・。

おまけに今日は仕事でミスをやらかして上司にこっぴどく叱られ、
ランチ時には味噌汁をひっくり返し、帰りにジムへ寄ろうとしたら謎の腹痛に襲われ・・・と、とことんツイてない一日でした。

そんな憂鬱な気分を吹き飛ばすため、見たくなってしまったのがこれです。

「雨に唄えば」。

サイレントからトーキーに移行する映画業界の混乱を描いた、MGMミュージカルの最高傑作。

主演の3人の、歌と踊りが本当に素晴らしい。

ジーン・ケリーの振り付けのセンスの良さ、ドナルド・オコナーのコメディアンぶり、デビー・レイノルズの美声、と完成度の高さはさすがMGM!

私個人としては、ドナルド・オコナーの曲芸ダンスが一番のお気に入りです。
体をバネのようにして弾んだり、壁を駆け上って宙返りしたり。
クルクル変わる表情もとってもキュート。

さらに特筆すべきは、この映画、ストーリーが実によく出来ているんです。
サイレントの人気女優が、実は悪声の持ち主だったり、興行収入を狙った映画会社が、初のトーキー製作に四苦八苦したり・・・。
全編が笑いに包まれ、観終わった後は気分爽快になれますよ。

雨って、憂鬱な気分にさせるばかりじゃない。

そんな事を教えてくれる、元気の出る1本です。  


Posted by つきピン at 00:09映画