2009年05月22日
今さらながら、『三国志』

その冒頭の説明が、歴史モノが苦手な私(時代劇や大河ドラマはほとんど見た事がありません)でもとても分かりやすく丁寧だったので、映画を観終わっても熱が冷めず、とうとう小説を購入してしまいました。
どうせ読むなら好きな作家のものをと思い、今回、北方謙三を選びました。
映画版を観て、“関羽”の魅力にイチコロになり、『もっと関羽の事が知りたい!』というなんともミーハーな理由で。ただそれだけで

というのも、残念ながら、映画版ではあまり彼の見せ場がなかったのです。
これだけ関羽にお熱な私が、高校生の時、家族で中華街の関帝廟に行った時は、まさか大好きな関羽が祀ってあるなんてまったく知らなかった

なんともお恥ずかしい話ですが、先ほど姉上と義兄上が、横山光輝の漫画『三国志』(全30巻!)を貸してくれたので、しばらくドップリ浸かって勉強する事にします。
眠れぬ夜が続きそう・・・

2009年01月13日
INFORMATION♪

徹底した取材を重ねて組む特集は、毎月とっても内容が濃くて、大のお気に入りでした。
今回、この2月号『横浜特集』の中の『伊勢佐木町』の項目に、ナント、私のお気に入り『cafe emo.espresso』さんの記事が掲載されています

しかも、伊勢佐木町の老舗の名店と並んで、堂々の登場です。
お店に行ったら、ラスト1冊!
隙を見てサッ!と購入しちゃいました

『OZ magazine』独特の、オシャレな写真構成は、今も健在。
ハマっ子の方、横浜好きな方はもちろん、今回は『隠れた名店』がかなり掲載されてますので、新しいお店を開拓したい方にもオススメです♪
2008年09月15日
主婦の方、必見!

ご存知(!?)、“男子厨房に入る”シリーズより『男の家事』。
なかなか大好評らしく、コーナーには男性やカップルが群がっていました。
面白そうだったので、即買い!
家事といっても男性向けなので、初めは「靴の磨き方」から。
次に「アイロンがけ」→「シャツのボタン付け」→「ズボンの裾のまつり方」→「革製品の手入れ」と続きます。
『なぁ~んだ、あまり家事らしくないなぁ』と思って見てたんですが、とにかくこの本、描き方がカッコいい!
お次が「洗濯」。ようやく家事らしくなってきました。ご丁寧にシミ抜きのやり方まで徹底して書いてあるのには感動~

それから「グラス磨き」。←“洗い物”って言わないところがなんとも(笑)。
もちろん、洗い方からクロスの選び方までちゃんと記してあります。
最後の方に進むにつれて、徐々に所帯じみた項目が目白押し!
「包丁研ぎ」→「鍋・フライパンの徹底洗い」→「窓拭き」etc.と続き、最後に「風呂掃除」。
ここまで読んで思った。
そうか!コレは主婦のための本だ。
旦那さんに家事を手伝ってもらう為の手引書だったんだ、と。
奥さ~ん、ご家庭に1冊、いかがですかねぇ?
もちろん、私は嫁入り道具に持っていきます(笑)!
2008年09月03日
“男のための”料理本

『男のイタリアン』
今のところ7冊販売されている「男子厨房に入る」シリーズのもので、私はこの料理本が大好き

これ以外に、『定食屋の定番メニュー』と『旨い居酒屋メニュー』は持っているんですが、他にも、
『旨い中華』
『鍋奉行になる』
『魚を喰らう』
『取り寄せ虎の巻』があります。
今回は、ピザ生地と“白い”ミネストローネが作りたくて、コレを選びました。
この本を見ていると、男の料理には、「豪快かつ媚びない旨さ」があると気づかされます。
ピザ生地は、一気に4枚焼けるレシピを掲載。←パーティーできます(笑)
食材のタコも、手づかみで鍋に投入。イチッ、ニッ、サ~ンで湯通し完了!!←これが旨さのコツ☆
上級者向けの本ですが、女の私は、たまには食べてくれる相手の反応を気にせず、冷蔵庫の残り物の事も頭から切り離して、聞き慣れないスパイスや、扱った事のない食材を使ってお料理してみたいものです。
「挑戦」というより、「突撃!」ってカンジかな

2008年08月27日
私のトリセツ

『A型 自分の説明書』
私自身はA型なんですが、私の家庭環境が、少し特殊でして・・・。
実は、家族でA型なのは、私一人だけなんです。
父→AB型
母→B型
姉→B型
そして、母方の親族(いとこも含む)は皆、O型。
姉の夫、甥っ子(長男)も、O型。
甥っ子(次男)は、B型。
職場でも、B型の上司、O型の先輩、AB型の後輩に囲まれています。
味方が一人はいるであろう父方の親族は、遠方に住んでいるためリサーチできず・・・

なんという疎外感!
A型って、日本人に一番多い血液型じゃないの!?
長年こんな環境だから、一人A型の私は、非常~に肩身が狭い。
「A型って、几帳面でキレイ好きなんでしょ?」とか、
「時間や約束事は、キチンと守る方でしょ?」と、きまって聞かれます

“A型のいない環境で育ったA型”である私は、一体どんなタイプ?
それを知りたくて、今回、購入に踏み切ったというワケです。
本書を開いてみると、ほとんどの項目が当てはまらない。
「カバンの中が整理整頓されている」→いつもグチャグチャ。鍵1本出すのにも手間取る

「ズルや卑怯なマネは嫌だ」→常にズルしまくったモン勝ちだと思っている

「ゴハンのペースは人に合わせる」→誰よりも早く食べ終わって、一人トンズラ

ところが。
「コレって、私の事じゃん!」的な項目を、ついに発見

『伸びる芸人を、いち早く発見する』←三度の飯より、お笑い好き

『その芸人が、予想通りブレイク。誰よりも先に発見してヨッシャ!ってなる』←何より嬉しい瞬間

『変な歌とか踊りとかを覚える』←その芸人のマネをして、家族を驚かせる

私って、やっぱりA型だったのね~

これからは、胸を張って生きていくぞぉ~!
私と同じ環境にいる悩めるA型の人にも、幸あれ

2008年06月30日
懐かしの純文学

小林多喜二の「蟹工船」と、
阿部公房の「無関係な死」。
「蟹工船」、最近またブームになっているそうで。
ファンの私としては、うれしい限りです。
海軍保護下のオホーツク海で、蟹を獲って缶詰に加工する「蟹工船」に乗り込んだ下層階級労働者たちの、過酷な現状(最悪な生活環境、お上の搾取、わずかな賃金、懲罰、病気等)が淡々と描かれた、”プロレタリア文学”(=社会主義・共産主義的な革命文学)の代表作です。
初めて読んだ時、あまりの怖さとショックに眠れなかった覚えがあります。
と同時に、
「私って、ホント恵まれてるなぁ。幸せだなぁ」
と強く感じた記憶が。
普段、ボォーっとして、あまり物事を深く考えないノー天気な私が、
「これからは、もっと真面目に生きよう!」
と、たとえ一時的にでも(!?)考えさせられた貴重な作品です。
ちなみに、まだ観ていませんが、映画化もされているそうです。
一方、安部公房の「無関係な死」。
主人公"A"が帰宅すると、部屋には見ず知らずの男の死体が。
「まったく面識のない男なのに、俺が犯人にされちゃぁ困る!」というワケで、死体を消そうと、あれこれ策を労するのですが、結局、次から次へと自分にとって不利な点が出てきて、どんどん追い詰められていってしまう・・・という、ブラックユーモア小説です。
公房の文体は、特に”物の喩え方”が秀逸でユーモアがあるので、エッセイにも面白い作品が多数あります。
東大医学部卒のインテリにして、舞台演出の才能にも恵まれ・・・だけど、決して難しくない。誰もが楽しめるお話が書ける、稀有な作家です。
皆さんにも、愛読書ってありますか?
まだまだ「読書の秋」ではないけれど、天気がくずつきやすいこの時期、お気に入りの本を片手に、家でゆっくり過ごすのも、梅雨を乗り切る一つの手だと思います。
それにしても・・・
この2冊、横並びにするとかなりおどろおどろしいですな(笑)