横浜らぶらぶハリウッド

先週のある雨の日、母上が実家のベランダで足を滑らせてケガを負ってしまいました。

本人から電話があり、「ちょっと具合を見て欲しいから来てくれない？」と言われ、慌てて駆け付けたところ、膝からくるぶしまでガーゼがびっしりと貼られ、そこから血が滲んでいました。くるぶしは2倍近くに腫れ上がり、なんとも無惨な姿

そんな状態なのに、母上は片足を引き摺りながら、私を無理やりベランダへ連れて行き、

「ほらほら、見てよこれ！見事にヘコんでるでしょ？」と、自慢げに言うではありませんか！

「具合を見て欲しい」と言ったのは、“彼女の足”ではなく、滑った拍子に足を挟んでしまった、『ベランダのフェンス』の事だったのです（笑）


母、強し！


そんな彼女に、明日は大好物の『ざくろ』を差し入れしてあげようと思います。

『ざくろ』と言えば、『人』の味。

私は子供の頃に、2～3回食べた事があるぐらいで、もうその味は忘れてしまいましたが、中身を割ると、血のように真っ赤な果汁がしたたり、なんともグロテスクだったのだけは覚えています。


明日は、まるで鬼の母娘のように口を真っ赤にしながら談笑している事と思います。

そうだ！姉上も呼んでやろ～っと