2008年12月13日

ラ・バンバ

前回に引き続き、音楽映画のご紹介です。ラ・バンバ

 『ラ・バンバ』('87・米)

メキシコ系アメリカ人ロック歌手、リッチー・ヴァレンスの伝記映画。

彼こそが、メキシコ民謡である『ラ・バンバ』という楽曲を、素早いギター奏法とエレキベースを取り入れる事により、ノリのいいロックテイストに仕上げた張本人!

現在、私達がTVやCM等で耳にするのも、ほとんどこのバージョンです。

しかも驚く事に、この曲は当時、レコードの“B面”用として収録されました。

メインのA面は、彼が当時付き合っていた恋人への想いを歌った『ドナ』。
デビュー曲『カモン・レッツ・ゴー』とともに大ヒットした、ロッカバラード。

今でこそ現役高校生の歌手デビューというのは珍しくないですが、弱冠17歳でヒットを飛ばした彼は、その先駆け的存在。
彼の独特のギターセンスは、幼い頃に慣れ親しんだメキシカンミュージックの影響でしょうか。その熱い演奏とは裏腹に、あどけない高音のボーカルがとてもキュートに感じられます。


ラ・バンバ 若くして華々しい成功を掴んだリッチー・ヴァレンス(写真・真ん中)ですが、1959年、ツアー先のミネソタ州へ向かう飛行機が墜落。これに同乗していたのが、前回ご紹介したバディ・ホリー(右)と、ビッグ・ボッパー(左)。


この映画、リッチー役の俳優さん(ルー・ダイアモンド・フィリップス)が、本人とは似ても似つかないという声が聞こえてきそうですが、それよりもビックリだったのが、撮影時のアドバイザーとしてリッチーの家族が参加している事(笑)

リッチーの恋人、ドナ本人もメイキングのインタビューに顔を出しています。
彼の事を、『有名人になっても自分を見失わず、優しくて親切な人だった』と語る彼女。


ちなみに・・・『ストレイ・キャッツ』再結成前のブライアン・セッツァーが、エディ・コクラン役を演じています。彼の演奏シーン(『サマータイム・ブルース』)も、見所の一つ。



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Posted by つきピン at 05:11 │映画
この記事へのコメント
おはようございます

ラ・バンバと言えば、テキーラショットとしか思い出せない私。
アノ当時の、「テキーラ飲み過ぎ後遺症」が癒えていないのかも・・・・
朝っぱらからすみません
Posted by アボ at 2008年12月13日 07:16
へぇ~~~~!!昔の映画もいいですね!!
早速TSUTAYAへGO!!ですわぁ~♪

曲は聞いた事はありますが、実際歌っている姿って見たことないです!!
とっても興味ありですわぁ(*^_^*)
Posted by みなみ♪みなみ♪ at 2008年12月13日 08:10
おはようございます♪

ついに、登場ですね、「ラ・バンバ」。
何か、むりやりリクエストしたみたいで
申し訳ないです。。

この映画の印象って、どちらかというと映像よりも
サントラのほうが強いかな。。

ロス・ロボスが歌った、♪ドナ♪、♪ラ・バンバ♪
今でも持ってますよ。
個人的には、ドナのほうがいい曲だと思います。

いやぁ~50’sは良いですね。
Posted by 若旦那 at 2008年12月13日 08:51
アボさん>

こんばんは☆
レス遅くなってすいません。

『テキーラ飲み過ぎ後遺症』!かなり危険な香りです(+_+)
でも、初対面の人と打ち解けるのにはうってつけなんですよね、
テキーラ(笑)♪
Posted by つきピン at 2008年12月16日 00:00
みなみさん>

レス遅くなってすいません(x_x;)

この映画、もう20年以上前の作品なんですよね。

音楽シーン、と~ってもイイですよ♪
今観ても色褪せてなくて、ラテンのノリに思わず踊り出したくなっちゃいます。

是非一度、ご鑑賞くださいな。
Posted by つきピン at 2008年12月16日 00:07
若旦那さん>

こんばんは☆
レス遅くなってすいません。

ムリなリクエストだなんて、とんでもない!
バディ・ホリー書いちゃったら、『ラ・バンバ』は外せませんものね♪

今後も音楽伝記映画についてはいくつか書いていきたいので、
いろいろ教えてくださいね。
Posted by つきピン at 2008年12月16日 00:14