2009年05月14日
レッドヘアのセックスシンボル
リタ・ヘイワース・・・1940~50年代にかけて、世界中の男性を魅了したセックスシンボル。
本名:マルガリータ・カーメン・キャンシノ
1918年10月17日生まれ
父はラテン・ダンサー、母はショーガールというダンサー一家に生まれる。幼い頃から父にダンスの手ほどきを受け、12歳で父のパートナーとしてキャバレーの舞台に立つ。彼女の踊りを見たフォックス社の副社長が、出演契約の話を持ちかけ、1935年にリタ・キャンシノの芸名で映画デビュー。その後、リタ・ヘイワースに改名し、コロンビアの看板女優として情熱的な美貌と抜群のスタイル、得意の歌とダンスで人気を博す。
◆代表作品◆
『いちごブロンド』
『カバーガール』
『ギルダ』
『上海から来た女』
彼女のフィルモグラフィーの中でも最高のヒット作となったフィルムノワール、『ギルダ('46・米)』。この映画で見せた妖艶な魅力は、ファンのみならず、多くの名優や大富豪をも骨抜きにした。
これほど完璧な美しさを持つ彼女だが、『男たちはギルダと寝て、私と目覚める』という、冷静すぎるほど自身を客観視したセリフを残しているのには驚きだ。
5度の結婚・離婚歴を持つ彼女が2番目に夫に選んだのは、舞台演出、映画監督としても多大な才能を発揮した名優、オーソン・ウェルズ。天才と謳われたウェルズ、美人女優のリタはお似合いのカップルだったが、4年後に終止符が打たれた。
映画『踊る結婚式('41・米)』でのワンシーン。名ダンサー、フレッド・アステアとも互角に渡り合えるダンスの才能を持つリタ。一緒に踊る相手に厳しい要求を課す事で知られるアステアの期待に、見事に応えている。
二人は'45年にも、『今宵よ永遠に』で再び共演。
第二次大戦時、リタはピンナップガールとしてアメリカ兵たちの人気を獲得。彼女の存在によって、兵士たちの士気がかなり上昇したという。
B29爆撃機“エノラゲイ”や、ビキニ島で実験に用いられた原子爆弾(その名も『ギルダ』)の内部には、彼女の写真が貼られていた。